雑食

テイルズ、ぬら孫を中心とした雑食ブログサイトです。基本腐向けなので苦手な人はバックプリーズ!

全体的に腐向け注意

鬼白?

僕が生まれて、どれほどの月日が経っただろうか。

 

 

 

 

ただただ、生きている。永遠に死ぬことのない身体。

いや、もともと死んでいるのか。

朽ちることのない身体、といったほうがいいのだろうか。

「なあんで、死なないのかなあ・・・」

「馬鹿ですか」

ポツリ、と口に出すと、隣で兎を撫でている1本角の鬼神に馬鹿だと言われてしまった。

「貴方は神獣ですよ。・・・神獣は、死にません」

「・・・分かってるよ。そんなの・・・」

ふっ、と一瞬真面目な顔で僕をみてきたので少し驚いたが、すぐにまた、兎たちに向き直った。

「言ってみただけだよ」

そう言って、僕はにっこりと笑ってみせた。満面の笑顔で。

「・・・なんて顔してんですか」

「え?」

あれ?      あ・・・れ?

笑ったはずなのに。

鬼神は懐から鏡を取り出して、僕に「みろ」と言うように前に突き出した。

そこには、情けない僕の姿。

今にも泣き出しそうな、壊れてしまいそうな姿。

「はは・・・」

「どうかしたんですか?」

まるで気遣うように、鬼神は優しく問いかけた。

「・・・言ってもいいの?」

「どうぞ」

ひとつ深呼吸をして、僕はゆっくり話し始めた。

「寂しいなあ・・・ってね」

「はあ?」

「今まで、たくさんの『死』を見てきたけどさ・・・」

それは私も同じですよ。と言って、不思議そうな顔をする。

「・・・僕の友達や・・・大事な人も・・・どんどん死んでいって・・・」

「・・・」

「いくら仲良くなったとしても、僕は独りなんだなあ・・・って、思っちゃうんだ」

何度も味わってきた、その、張り裂けそうな気持。

もう慣れた。こんなこと、いつものことだ。そう思っても、やっぱり悲しくなる。

「貴方は独りじゃありませんよ」

「なんで・・・?」

自分の声がかすれているのが分かる。気のせいか、目頭もあつい。

「・・・私がいます」

少し恥ずかしそうに下を向いて鬼神は言った。

「死なない身体なのは、私も同じですよ」

もう死んでますし。と付け加えて、ガタンと席を立った。

「それでは。薬も頂きましたし、帰ります」

鬼神は乱暴にドアを開け、振り向きもせず帰っていった。

『ありがとう』

そう言葉に出してみたが、あいつには届くはずもなかった。

 

 

 

「お前だけは、僕の隣に居てね・・・鬼灯」

 

 

 

うーーーわーーー!!

なんやこれww

ちょっとヤンデレな白澤さん書きたかったのに・・・。

書いてるうちにどんどん違う方向に・・・。

え~・・・、このブログでは初小説ですねw

下手ですみません!!

これからもどんどん書いていこうと思っておりますので((

ここまで読んでくれた人いんのかな・・・。